天候、曇りのち晴れ。海況、,波1.5m 後1.0m。 “たかはま海の駅”として鳥羽商船さんに訪問するのは、今回は2回目。参加艇はマリーナ高浜から4艇、11名の参加となりました。 当日はマリーナに朝7時40分集合、ひとりの遅刻もなく出航ミーティングを済ませ8時調度に出発。昨年と違い、今回は23〜26フィートの大きさの参加メンバーで比較的揃っていたため、出発はマリーナ艇も含め4艇同時となりました。
参加メンバーも、鳥羽方面自体が初めてのクルージングという方が多く、マリーナ艇が先導する形でスタート。 衣浦湾内でも少し波が立ち始めていましたが、皆さん、ご機嫌なクルージング♪ しかし、師崎を抜けたころから怪しい波が目の前に・・・。 少しばかり操船が大変そう・・・。マリーナ艇の引き波の中に入り、全艇縦列走行で無事乗り切りました。
さて、これから訪問する「鳥羽商船高等専門学校」は一体どういうところなのでしょうか。 「鳥羽商船高等専門学校」は、明治の六大教育家のひとり、近藤真琴(こんどうまこと)翁に由来する学校です。 六大教育家には、他に大木喬任(おおきたかとう)、森有礼(もりありのり)、中村正直(なかむらまさなお)、福沢諭吉、新島襄)らが名を連ねています。近藤先生が当時創設した「攻玉塾」は、最も有名だった塾の一つ。福沢諭吉の慶応塾と対比され、法経の慶応に対し理工系の攻玉として名を馳せました。 明治14年に先生の出身地である鳥羽に分校ができ、現在の鳥羽商船高等専門学校の前身となったのです。 現在は、全国に5つある商船高専のうち最も歴史のある商船高専として、多くの技術者を育成していて、「鳥羽商船」や「商船」と通称されています。 今回の訪問を通じて、一体どのような体験ができるのか、参加者メンバーは皆とても楽しみです。 ほどなく、鳥羽商船高等専門学校へ到着。 今回も、日曜日の休校日にもかかわらず、学校を開放していただきました。 講演は、「鳥羽商船 副校長の伊藤政光氏」による「風で船を動かす〜セールによらない風力利用」がテーマです。風力を使うというと、ヨットなどの走行をイメージしますが、それとは異なる、風車的なものを利用して前進する一風変わったシステム開発の講演を聴くことができました。マリーナスタッフも、非常に興味深くこの講演に聴き入ってしまいました。
さて、楽しみの昼食会場へ移動です。 今回はホテル湯楽々(ゆらら)さんがバスでお迎えにきてきてくれました。 広い座敷が用意されていて、おのおの席につくと、まずは、参加者全員の自己紹介、それから、マリーナスタッフの挨拶が終わると、いよいよ宴が始まります。海の幸をふんだんに使った美味しいお料理に舌鼓しながら、楽しい交流の一時を過ごしました。
日差しは回復したものの、少し海況に恵まれなかったこの日ではありましたが、 鳥羽方面は初めてというオーナーさんをマリーナ高浜のスタッフが同行し、新しいルートを開拓してもらう貴重な体験クルージングとなりました。 また、幕末の激動期、新しい日本の形を作った先人に思いを馳せる良い機会ともなり、有意義な一日を実感しながら、清々しい気持ちで、一路高浜へ帰港しました。