2016年6月4日(土)、風無し、波無しという好天の中、NTPマリーナりんくうでは3回目となる『スナメリイルカ観察会』を開催ました。当日の様子をリポートします。
TVなどで、水族館のガラス越しに泡で輪っかをつくるイルカを見たことはありませんか?つぶらな瞳でいたずらっぽい表情をしたこのイルカは『スナメリ』と言います。歯クジラの仲間ですが体長は150㎝~180㎝と小さく、イルカ科スナメリ属に分類されます。 くちばしや背びれも無いので丸くてとてもかわいい顔をしています。 このスナメリに、しかも海に生息する「野生のスナメリ」に会い行こうというのが「スナメリウォッチング」です。
まずは、出航前にスタッフからスナメリの生態・情報など簡単な勉強を行い、乗船の注意事項など説明を聞きます。トイレを済ませ、ライフシャケットを着用し、船酔いしないように酔い止めの薬を飲んで準備万端!いよいよおよそ2時間のスナメリウオッチングのスタートです。
出港の時間です!! 事前説明で、スナメリを見ることはなかなかできない、見られるかどうかわからないので過度な期待を持たないようにという話がありました。水族館では、そこへ行くだけでかわいらしい姿を見ることができるのですが、野生のスナメリとなるとそうは行かないとのこと。参加されたみさなんも不安と期待を持ちながらの出港となりました。出会いは“運まかせ”なのか“神頼み”なのか...、同行したスタッフは『ほんのちょっとだけでも良いから出て来てくれ〜〜。』と祈るような気持ちで一杯でした。
当日の天候は曇りでしたが、波がほとんど無い鏡のような海面で、スナメリを観察していただくには絶好の状況でした。 思えば、これまでに開催したスナメリウォッチングの中で最高の観察日和となったように思います。 帰港されたときの皆さんの満足そうなお顔を見ただけで、私たちスタッフも喜びと充実感で満たされました。 来年もまた観察会を開催する予定ですので、ぜひご参加ください! 皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。