小さな擦れ、へこみ補修・修理からバルクヘッドまでダメージを受けた船体修理には、最新の設備はもちろんのこと、金属溶接・FRP樹脂加工・高機能パテ剤物性の知識など総合力を必要とする作業となります。プロダクトボートは、それぞれの船体特性を考慮した船殻設計がなされ、骨組みや外板などの構造設計で高い剛性をもっているため、FRP製ボートやアルミ製ボートの船体修理は、その主要構造を理解していることが重要となります。船体各部の損傷が大きい場合は、船内のバルクヘッド部(仕切り壁)の横隔壁・縦隔壁やフレーム、ブラケット周囲から、さらに船底部にも及ぶ修理作業となることもあります。船体修理にはサービススタッフのボート船体構造知識が不可欠です。